長野県の食品工場のお客様からご依頼をいただきました。
設備は菓子製造ラインのフライヤーです。
近頃パイロットバーナーからメインバーナーへの火移りが悪く失火が繰り返し起こっているとのことです。
10年ほど前に導入した当時の設備メーカーが廃業してしまっており、対応できる業者を探していたところホームページから弊社を知っていただいたそうです。
油槽下側のバーナーラインになります。
食品工場に限らずですが油が近い環境はバーナーにとっての天敵です。
メンテナンスの実績はこれまでないとのことでしたので、設備の現状を把握しておきたいという要望からメンテナンス実施を決めていただけました。
バーナー部分を取り外し、分解した写真になります。
この設備のポイントは、パイロットバーナーが細長く両端にスパークと炎検知をする部分があるため燃焼がシビアな点。
もうひとつはプレミックス方式のためミキサーの状態を良好に保たなければならない点です。
バーナーノズルからミキサー上流の銅管までを分解し、状態を確認したうえでメンテナンスを進めていきます。
ミキサー内部の状態を確認すると、真っ黒な物質が大量に付着していました。
おそらく空気中に漂う油分がバーナーノズルから内部に侵入し、ミキサーを塞いでしまっていると考えられます。
外観からでは全く見分けがつきませんが、環境が良くない設備ではこういった事例からトラブルが発生してしまいます。
今回は併せて点検口の取付も実施しました。
もちろんメンテナンス時の測定でも使用しますが、今後も永く使っていただく設備ですので万が一トラブルがあった際真っ先にお客様に数値を確認していただける意図も込められています。
メンテナンス実施後、失火もまったくなくなり昇温時間もグッと短くなったとご好評をいただけました!
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