今回ご依頼をいただいたのは焼菓子用のオーブンレーンのメンテナンスです。
この設備は全部で64本の棒バーナーがあり、設備内を温めて生地を焼いていく流れです。
現状使用しているのは40本ほどですが、いくつか火が着かなくなっているバーナーがあり、焼き具合にムラが出てしまっているというご相談をいただきました。
棒バーナーを取り外してみました。
長さは1mを超えており、取り外すのはひと苦労です。
メンテナンスは一度もされたことがないとのことで、表面は錆びや煤が多く付着していました。
バーナーノズルが塞がってしまうと火が小さくなったり赤火の原因になりますのでキレイに清掃します。
バーナー内部から錆びや煤が大量に出てきました。
これだけの量が出てくるのは珍しいです。
詰まりはバーナーの一番の敵です。
バーナーを取り外して取り除くしか方法はありませんので定期的なメンテナンスをお勧めしています。
中にはスパークロッドの先端が変形してしまっているバーナーもありました。
適切な位置でないとうまくスパークが飛ばず不着火につながります。この調整は一筋縄ではいかないので、専門のスタッフが適切な位置になるよう加工しています。
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