今回は金属製品を塗装する会社のメンテナンスです。
この設備は、塗装前の洗浄に使うお湯を作り、また塗装後に塗装を乾燥させる役割をしています。
現状、たまに不着火になることがあり、何度かやり直し点火しなければならないそうです。 取引先に対して、即納品を心掛けているため、 安定した稼働をしたいとのことでした。
不着火の原因は、バーナー着火部分の汚れだと考えられたため、分解清掃をして、原因を判断していき、 悪くなりそうな部品を交換提案をしました。
分解した写真です。びっしりと煤がついています。これを清掃していきます。
清掃後の写真です。一面についていた煤や汚れをきれいに除去できました。
不着火が明らかになくなり、点火動作の手間がなくなりました。 パイロットに埃がたまっていたことで、 湿気がたまりやすくなっていたのでしょう。
分解清掃をしたことにより、安定した着火動作になったと考えられます。
バーナー内部の埃を取ったため、ガスの通りがよくなった半面、 ガス量、空気量の具合で、共鳴音が鳴ることがありました。そのため、ガス量、空気量を調整して、音が出ないように調整しました。
バーナーの裏側部分にもびっしりと埃が付着しています。これでは燃焼空気も必要量が供給できず、不完全燃焼が起こって煤を生じる原因になります。
20年間、メンテナンスをしたことがなく、今回初めて分解清掃を行いました。内部の汚れがひどく、失火が起こってもおかしくない状況でした。 大きなトラブルが起きる前に、メンテナンスができてよかったと 思います。
お客様もバーナーに関する心配がなくなったことで、安心かつ、集中して仕事ができるとのことでした。
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