「役立つ油」のプロ
ニイミ産業 石油部門
ABOUT
私たちについて
ニイミ産業のもう一つの専門領域。
それは「役立つ油」の提供です。
「切削油」「加工油」「エンジンオイル」などの
多彩な「潤滑油」の提供から、
自社プラントによる「廃油」の「リサイクル」「処分」まで。
見落としがちな「油」の課題を
現場目線と専門知識をもったプロが
トータルにサポートします。
STRENGTHS
特徴
豊富な取扱製品と製品知識
工業用オイルにおいて、東海地方トップクラスの取引メーカー数・取扱製品数を誇ります。大手オイルメーカーの製品はほぼ全て取りそろえ、中小オイルメーカーの希少な製品もカバー。潤滑油はもちろん、切削油・作動油・エンジンオイル、特殊な油も多数扱っています。もちろん、重油・軽油・灯油・LPガスなどの燃料もお届けします。さらに、工場を悩ませる廃油の回収もお任せください。どんな困り事も解決してみせます。
オイルまわりの知識も豊富です。当社石油部門に所属する社員の実に8~9割が、大手オイルメーカーの認定資格を保有しています。他にも産廃や公害水質に関する国家資格の保有者も多数在籍。社内研修も頻繁に実施し、知識の底上げとアップデートに努めています。
現場目線の価値提案
オイルほど複雑怪奇で、製造現場を悩ませるものはないでしょう。次から次へと登場する、性能やコストパフォーマンスに優れた新製品の数々。実は、「選定ミス」のリスクとも隣り合わせです。設備とオイルとの相性が悪ければ、生産効率や歩留まりの悪化、さらには設備の故障や出荷停止を招く恐れすらあります。
ニイミ産業は、「何を選び」「どう使い」「いつ交換するか」を的確にアドバイスできる、オイルの目利きです。予期せぬトラブルは未然に防ぎます。すでに生じているお困り事に対しても、トラブルを診断し、即効性のある解決策から根本解決に向けた長期的な取り組みまでご提案。現場目線のコンサルティングで、工場のパフォーマンスを最大化します。
各種法令・安全基準に
則った事業運営
工業用オイルの取り扱いにあたっては、法令や安全基準を守ることが必要です。万が一、逸脱することがあれば、従業員の健康被害や引火にともなう工場火災、法令違反による罰則、最悪の場合は操業停止という事態も招きかねません。特に廃油の処分はトラブルの多い分野です。廃棄物処理法や消防法などによって細かな定めがありますが、適切に運用できていない産廃業者も散見します。
ニイミ産業は工業用オイルのプロとして、法令遵守を徹底しています。各種オイルを使用するとき、保管するときはもちろん、処分するときに至るまで、お客様における適切な運用をサポートします。安全安心の実現には大きな労力が必要ですが、私たちがその負担を軽減します。
SERVICE
提供メニュー
1 潤滑油
様々な機能を持った潤滑油を提供します。
エンジンオイル
油圧作動油
切削油
- 植物油潤滑油
- 非可燃性液体オイル
- 高性能水溶性切削油
- 難燃性オイル
- カーボンニュートラル製品
- 消泡性オイル
- 海外製造設備対応オイル
- 高温でも垂れない油
- など
2 廃油/再生重油
経済的でエコなソリューションをご提案。
廃油の有価引き取り
廃棄処理
再生重油の生成
- 水を含んだ潤滑油の回収
- 危険・有毒性を含むオイルの回収
- 環境配慮支援
- 油水分離槽の清掃
- など
3 産業用 燃料油
各種燃料も取り扱い。トータルに支援可能です。
- 燃料油
- 重油
- 軽油
- 灯油
- など
4 その他
そのほかにも様々な製品を取り扱いしております。
- 水溶性切削油抗菌脱臭器
- 浮上油回収装置
- など
SUPPORT CASE
支援事例
酸化劣化しにくく
交換サイクルの長い潤滑油をご提案
Before
電気炉で鉄鋼を製造するT社様は、空気や水を精緻に制御する電磁弁にトラブルを抱えていました。潤滑油の酸化劣化によって発生したスラッジが詰まり、動作不良が多発。鋼材の品質に悪影響があるとのことでした。調査してみて驚いたのは、オイル交換サイクルが異常なまでに短期間なこと。それもそのはず。半年前に交換したというのに、潤滑油がもう劣化していたのです。これはさすがにおかしい。使用している潤滑油に問題があると判断しました。
After
ご提案したのは、使用期間を2年ほど伸ばせる、酸化劣化しにくいロングライフオイル。さらに、外部より混入したゴミを効果的に取り除く、高性能ろ過機もあわせてお薦めしました。その結果、スラッジによるトラブルが解消され、安定稼働するように。とてもご満足いただき、他の油圧ユニット3機についても、同様に切り替えていただくことになりました。
「それ、ありますよ!」
高温でも垂れない食品機械用グリース
Before
Y社様のお悩みは、くるくる回転させながら焼くバウムクーヘン焼成機の、軸受け部分。潤滑剤の食品機械用グリースが高音に耐えられず軟化し、垂れてしまうという問題でした。「高温用」を謳うグリースなのに垂れてくるといいます。そのグリース自体は、万が一摂取しても人体に有害ではありません。ただ食品に混入すれば、お客様に不安・不快な思いをさせてしまうため、絶対に避けたいというお話でした。
After
なぜ「高温用」なのに垂れてしまうのか。それは、焼き菓子の焼成が、食品製造においても特に高温域だから。つまり、想定温度を上回っていたのです。お困り事を聞いて真っ先に思い浮かんだのは、とりわけ高温に強いと評判の、ある食品機械用グリース。この当時、知名度が低いながら、ほぼ唯一の選択肢といってもいい優れた製品でした。そこで、知る人ぞ知るこのグリースを取り寄せ、お試しで使っていただくことに。すると効果はてきめん。焼成中もグリースが一切垂れることなく、すぐに本採用となりました。
切削油を見直しただけで、
チッピングも、刃の交換も減少。
Before
E社様からのご相談は、インペラー(羽根車)のNC加工に関してでした。被削材がチタンやインコネルといった難削材で、チッピングが多発するとのこと。ごくわずかであれ、微細な傷がついてしまえば、製品として出荷できません。別の切削油を試しても特に効果はなく、こまめに刃を交換することで対処していたといいます。そのため刃具費はもちろん、切り替え作業に少なからぬ労力がかかっていました。
After
とある難削材向け切削油への切り替えをご提案しました。その切削油は、同様の課題を抱えていたいくつかの金属加工会社で、すでに改善実績があったもの。切り替えてみると案の定、チッピングの頻度、刃具費ともに減少。面精度も上がり、「仕上がり面が以前より光っている」と職人の方からも好評を頂いています。
火災・故障リスクの低い
作動油を、国内外へ展開。
Before
環境配慮型の新工場開設を目前に控えたM社様からは、ダイカストマシンの油圧作動油について、次のようなご相談をいただきました。以前、可燃性オイルが原因で火災に見舞われた経験があるため、安全性の高い作動油を使いたい。ただ、水-グリコール系作動液に関しては、マシントラブルが多発した経験があるから避けたい。何かもっと別の難燃性オイルを提案してほしい、とのことでした。
After
難燃性かつ環境にやさしいことで定評のある油圧作動油をご提案しました。懸念されていた火災も、マシントラブルも起こりづらいオイルです。M社様からは大変好評で、他の新設マシンでも採用いただくことになり、さらに現在は他の国内工場や海外工場にもこの油圧作動油を展開中です。
エンジンオイルについて回る
「海外メーカー規格」の悩みを解消!
Before
建設機械に搭載されるエンジンは、海外メーカー製のものが増加傾向にあります。それにともない、海外エンジンメーカーの規格に適合したオイルを調達する場面も増えつつあります。ただ、海外製オイルに詳しい商社や販売代理店が少ないこと、管理が煩雑なことが問題となり、D社様も苦労していました。
After
私たちが提案したのは、さまざまな海外製エンジンメーカーの規格を取得したエンジンオイル。汎用性の高いオイルを選定することで、管理するオイルの種類を減らすことを意図しました。加えて、省燃費性の高さを重視し、オイル交換の手間も減らしました。取得規格の多さや性能面をご評価いただき採用となり、現場の負担軽減に貢献することができました。
引火点の高いオイルと
廃油リサイクルの提案で、課題を一掃!
Before
ウォーターサーバー向けペットボトルを製造するP社様は、成形機の導入を前にして、2つの課題を抱えていました。1つ目の課題は、油圧作動油の引火点。引火点が250度未満のオイルは危険物に指定されているため、消防から保管数量の指摘を受ける可能性がありました。2つ目の課題は、廃油の処分方法。産業廃棄物として処分するコストがネックになっていました。
After
1つ目の課題に対しては、可燃性液体類の油圧作動油をご提案しました。引火点が250℃以上になるため、消防法に基づく許可や届出が不要となります。2つ目の課題については、有価回収をご提案しました。廃油は、産廃業者にお金を支払い廃棄してもらうのが一般的ですが、ニイミ産業にとってはリサイクル事業に欠かせない「資源」でもあります。P社様の廃油はリサイクルに適した品質だったため、買い取りを申し出たのです。いずれの提案もご評価いただき採用。懸念されていた2つの課題を、無事解決することができました。
二輪用オイルの製品数も知識も豊富。
廃油もスピーディーに対応。
Before
バイク販売・整備を行うM社様の悩みは、二輪用エンジンオイルの種類があまりに多いことでした。ニーズのあるもの全てを取りそろえようとすると、置き場が足りなくなってしまいます。そこで、優先順位の低いものについてはなるべく在庫を持たず、必要に応じて随時取り寄せられる体制を築きたいとのこと。また、バイクの整備にあたっては廃油も多く発生しますが、以前の廃油回収業者はすぐ回収に来てくれないとお悩みでした。
After
ニイミ産業は二輪車用エンジンオイルの取扱製品が多く、専門知識も豊富なことをご説明したところ、高性能オイルを特にご評価いただきました。廃油に関しては、依頼をしてから1週間以内に回収にうかがう点をご評価いただき、採用となりました。
1時間もかかっていた
設備の立ち上げ時間を、完全カット
Before
機械の立ち上げ時に必須となっていた、1時間にもおよぶ暖機運転をどうにかしたい。それがK社様からのご要望でした。そもそもなぜ暖機運転が必要かというと、常温では油圧作動油が固いため、機械がスムーズに稼働しないためです。もし暖機運転を怠るようなことがあれば、製品に不良が発生し、生産効率に影響が出てしまうといいます。
After
問題は油圧作動油にあると判断し、省エネ型高性能オイルへの変更を提案しました。このオイルは、温度の高低による影響をあまり受けず、安定している特長があります。予熱が必要なくなり、立ち上げ時間は大幅に短縮されました。生産効率に関しても、 以前は機械のパフォーマンスが70%程度しか発揮されていませんでしたが、オイル導入後は90%まで向上。使用電力量が5%削減され、コストの低減にも成功しました。
スラッジ、潤滑油不足、消泡性低下・・・
放置していた課題を一挙解決。
Before
それまで廃油の有償回収をさせていただいていたJ社様。オイル回りのことで何か困り事がないかヒアリングしたところ、大きな問題が見つかりました。巨大コンテナ船を搬送するための大型特殊台車が雨ざらしになっていたのですが、ホースが外れ、油圧作動油が漏れ出していたのです。潤滑油の不足やスラッジの発生、消泡性の低下も確認できました。さらにはチャタリングも発生し、油圧が上がらないことも。放置していたいくつもの問題が浮き彫りになりました。
After
鉱物油の油圧作動油から、GTLベースの合成油に切り替えるようご提案しました。その結果、ホースが外れることがなくなり、オイル漏れがなくなりスラッジも激減。チャタリングも減少しました。
廃油のリサイクルで、産廃コスト削減と
ゼロ・エミッションを達成。
Before
オイル交換のたびに発生する廃油が、S社様の悩みの種でした。それまで全量を産業廃棄物として処分していましたが、多大なコストがかかっていたからです。そもそも、生産活動と引き換えに廃棄物を出している状況自体にも、S社様は課題感を持っていました。そこで、廃油のリサイクルに着目し、「資源」として有価回収してもらえないかというご相談をいただきました。
After
S社様の廃油は、水とオイルが混ざったもの。つまり不純物が多く含まれるため、リサイクルには不向き。一般的には産廃処分せざるをえません。しかし、ニイミ産業では遠心分離や蒸留などの工程で不純物を除去することが可能です。オイルだけを抽出してリサイクルする技術があります。そこで、有価回収させていただくことを提案しました。結果、年間約33t分の産業廃棄物削減と産廃処分費削減を実現。廃油のリサイクルによってS社様は、コストをかけずにゼロ・エミッションを達成することができました。
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