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ニイミ式リジェネアルミ溶解炉

ニイミ式リジェネアルミ溶解炉

ニイミ式リジェネアルミ溶解炉ターンテーブル仕様

どうやって50%も燃費が削減できるのか?

アルミ溶解炉は、原料のアルミインゴットを溶解するためにはルツボ内を700〜800℃の高温にする必要があります。炉内は800℃〜1000℃にもなり、当然炉外に排出される排気も800℃もの高温になります。従来タイプのルツボ炉では、この排気をそのまま捨てていました。工場内にも高温の排気が出てくるために、夏場のダイキャスト工場は非常に暑く厳しい環境でした。

800℃もの排気を捨てないで利用する

ニイミ式リジェネアルミ溶解炉は、従来捨てられていた800℃から1000℃もの高温の排気を炉内に設けた蓄熱体を通過させることによって、熱を奪い200℃前後の低温の排気として排出します。
高温の排気は蓄熱体を熱し、蓄熱体の温度は800℃近くにも上がります。この800℃近くにも熱せられた蓄熱体に今度は外気を通して、外気を600℃くらいに温めます。

本来は、外気温である15℃程度の空気をガスを燃焼させて1000℃の高温燃焼ガスでルツボを加温してアルミを溶解します。

リジェネ溶解炉は、排熱を蓄えた蓄熱体で外気温から600℃近くまで蓄熱体を通過させることにより、予熱します。その予熱された600℃の空気をガスを燃焼させて600℃から1000℃まで温度を上げます。外気温から600℃まではガスを燃焼させず、排熱を利用して昇温していることで、大幅に燃料を削減することが可能になったのです。

リジェネ溶解炉を点火すると、バーナーから1000℃程度の高温の燃焼ガスがルツボを温めます。ルツボを温めた燃焼ガスは従来は、そのまま排気筒から捨てられていました。リジェネ溶解炉では、この高温の排ガスをセラミックの蓄熱体を通して、温めます。800℃の排ガスは、蓄熱体に熱を奪われ180℃程度の排ガスとなって、排出されます。蓄熱体は2つあり、一方で高温排気によって、蓄熱し、蓄熱して高温になったもう一方の蓄熱体では空気の流れを逆にして、冷たい外気を蓄熱体を通過させて600℃程度まで温めます。

一定時間経つと(例えば10秒後)、高温の排気が通っている蓄熱体は、全体が高温になります。また、もう一方の外気を温めている蓄熱体は、外気に熱を与え続けて全体が低温になります。蓄熱体の蓄熱容量は、決まっているためある一定時間経つと、もうそれ以上熱を蓄えることも、外気を温め続けることもできなくなります。そのため、一定時間ごと(例えば15秒ごと)に空気の流れを切り替えて、排気を蓄熱する側と外気を温める側を切り替えています。

商品の仕様

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