暖機運転を減らして省エネ!
簡単な対策でコスト削減を実現

機械の暖機運転に関するお悩み

工場で射出成型機やダイキャストマシン、プレス機などの油圧機械を使っている場合、以下のような問題を感じていませんか?

  • 油温メーターが適温になるまで時間がかかる

機械を正常に動かすために、30分~1時間の暖機運転を行わないといけない場合がある。特に大きなオイルタンクを持つ機械では、温度が上がるまでに時間がかかりその間生産が進まないケースがある。

  • 冬の寒い時期の問題

気温が低いとオイルが固くなり、機械がスムーズに動かなくなる。そのため、製品を投入する前に空運転が必要で、生産効率が悪くなる。

  • 夏の暑い時期の問題

油温が高くなりオイルが柔らかくなりすぎる懸念がある。求められる適切な粘度にならず、機械の摩耗や腐食が進むリスクが高まっていないか不安。

暖機運転に伴うその他の問題

  • 早出残業の発生

暖機運転のために、始業前に早めに出勤しなければならず、従業員の負担が増え、残業代もかかります。

  • 製品不良のリスク

暖機運転後の最初の製品に不具合が出ることが多く、生産効率が下がります。

  • 電気代の増加

暖機運転中は固い油のため負荷がかかり多くの電力を消費するため、電気代が上がります。

解決策

作動油の種類の変更や、機械設備自体の更新等が対策の選択肢となります。それを見直すことで大幅な改善が見込める場合もあります。

解決策① 作動油を変更する(コストを抑えて効果を出す)

暖機運転が不要になる「省エネ型高性能オイル」に変更する方法があります。このオイルは、温度が変わっても粘度変化が少ないため、寒い環境でもオイルが固くならず、暑くなっても柔らかくなりすぎません(粘度変化域が狭い)。これにより、暖機運転の時間を大幅に減らせます。

解決策② 設備の交換・変更(効果は高いが、高コストで慎重な判断必要)

● プレス機の場合(油圧式から機械式に変更)

油の管理や交換が不要になり、従業員の負担が減ります。また、製品品質も安定しますが、設備費用や電気代がかかるため、慎重な検討が必要です。

● ダイカストマシンの場合(油圧式からハイブリッド式や電動式に変更)

ハイブリッド式や電動式への変更も選択肢に入りますが、設備投資が必要になります。

期待できる「省エネ型高性能オイル」の効果

省エネ型高性能オイル」を使うことで、暖機運転にかかる時間や人件費を大幅に削減できます。暖機運転の時間がゼロになるケースも少なくありません。オイル自体の価格は高めですが、暖機運転の短縮や生産効率の向上によって、全体のコストを削減できます。また、オイル交換の頻度も減らせますので、長期的なコスト削減が期待できます。

「省エネ型高性能オイル」の性能

省エネ型高性能オイルの性能について具体的な検証データを紹介します。

試験場所: K社(2輪・自動車部品製造)
試験装置: 小沢鉄工所製単能機1台
試験期間:
 ●交換前:一般鉱物油
 (2016年2月19日11:30 ~ 2月24日17:00)
 ●交換後:省エネ型高性能オイル
 (2016年2月25日9:00 ~ 2月29日10:30)
交換方法: 新しい一般鉱物油を終業後に交換し、稼働させた後翌日に交換
油量: 約60L/台
消費電力測定方法: 評価機の油圧ポンプのケーブルに簡易電力測定器(例:日置電機製電力計3169型)を取り付ける。

■ 積算電力量(Wh)の比較

4.2%省エネ

積算電力量比較画像

積算電力を時間毎にプロットしグラフにまとめた。途中停止した分をカットしたデータの積算電力量を比較すると、オイル交換後の省エネ型高性能オイルの方が4.2%省エネとなる結果を示した。(機械停止中のデータを除く)

■ 瞬間電力の比較

平均瞬間電力が低い

瞬間電力比較画像

瞬間電力を時間毎にプロットしグラフにまとめた。機械停止中分をカットしたデータの平均瞬間電力を比較すると、オイル交換後の省エネ型高性能オイルの方が消費電力が低い結果を示した。また、機械立ち上げ時の消費電力が省エネ型高性能オイルの方が低く、低温始動性に優れている事が示唆された。※平均瞬間電力:前油=165W 省エネ型高性能オイル=155W

■ 機械立ち上げにおける瞬間電力の比較

低温始動性に優れている

生産品の生産個数が6000個/日から7000個/日

軸の機械立ち上げ時の瞬間電力を、前油と省エネ型高性能オイルで比較した。機械立ち上げ時の消費電力が省エネ型高性能オイルの方が低く、低温始動性に優れている事が示唆された。この効果により、機械の稼働効率が速くなり、生産品の生産個数が6000個/日から7000個/日まで改善された。

「省エネ型高性能オイル」の導入手順

①現状を確認する
朝の暖機運転に無駄な時間がかかっているかをチェックします。

②使っている油の種類を確認する
現在使用している作動油と設備の仕様を確認します。

③効果をシミュレーションする
暖機運転の時間やコストを考慮して、期待できる効果をシミュレーションし、交換すべきかどうかを判断します。

事例紹介

事例①
K社(2輪・自動車部品製造)

▼課題と背景
K社では、単能機を使用しており、機械立ち上げ時に30分~1時間のオイル予熱が必要でした。暖機運転を怠ると製品に不良が発生し、生産効率に影響が出ていました。

▼実施した対策
「省エネ型高性能オイル」を導入。これにより、寒冷時でも油が硬くならず、配管内での抵抗が減少しました。

▼得られた効果

  • 暖機運転時間のゼロ化: 予熱時間が不要となり、立ち上げ時間が大幅に短縮。
  • 生産効率の向上: 以前は機械のパフォーマンスが70%程度しか発揮されませんでしたが、オイル導入後は90%まで向上。
  • 電気代の削減: 使用電力量が5%削減され、コストの低減に成功。
  • その他の効果: 人件費削減、省エネ効果、労働環境の改善。

事例②
T社(自動車部品製造)

パイプ曲げ加工における油圧機械の事例。 暖機運転の時間がゼロになり、生産効率が大幅に向上しました。

まとめ&アドバイス

暖機運転による生産効率の低下にお悩みの方、オイルの変更でその問題が解決できるかもしれません。実際に、「暖機運転がゼロになり、生産効率が向上した」というお客様の声も多くいただいております。機械の速度を変えることなく、簡単に改善できたとの感想もあります。暖機運転の課題解決に向けたご相談は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ガロプロ
木村 洋平

所属は石油部門。工業用潤滑油のスペシャリストとして工場の困りごとに寄り添い、顧客から信頼を寄せられている。石油製品のことなら潤滑油に限らずご相談ください。

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