ガロプロ工業炉メンテナンス：実績:滋賀県　塗装業

分解していくと、困ったことがありました。
長年の使用によって、塗料の粉体がバーナーと保炎筒の間に入り込み、コンクリートのような塊となっていました。

分解が困難で、ハンマーで適度に叩きながら、一かけ一かけ割っていきました。この作業だけで2時間かかりました。

やっとの思いで、保炎筒とバーナーを分解できました。

コンクリートのように固まっていたので、マイナスドライバーやワイヤブラシで念入りに取り除きました。

保炎筒が取れないだけであれば、いいのですが、炉内を確認してみると、上部が焼けていました。
塊がバーナー方向を変え、炎が上部に当たっていたのではないかと想像できます。
炉体が焼ける状況が続くと火災などの大きなトラブルにつながる可能性も考えられます。発見することができて、ホッとしました。

スパークロット、フレームロットを磨き上げ、完了です。
こちらの状態は良く、メンテをしていけば、まだまだ使用が可能です。

細かいところまで分解をしてみないと分からないことがあり、大変勉強になる現場でした。メンテ業務を初めて十数年となりますが、まだまだ通過点です。精進してメンテ業務を行っていきたいと思います。