No.19 『即実践可能!ガス設備のリフレッシュ方法』
『ニイミ通信』 2020/12/24 号
こんにちは、ニイミ産業㈱運営事務局の津田です。
今年も残すところあと数日となりました。
コロナ禍によりこの1年で新しい生活様式を求められ、
職場の環境も変化していくなど、目まぐるしい年だった事が私としては印象的です。
そういった中で来年もこのメルマガを始め、より皆様のお役立ちに貢献できるよう励んでいこうと思います。
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ガス設備にもリフレッシュが必要?
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さて、突然ですが汐崎さんはご自身の体をリフレッシュする方法をいくつかお持ちでしょうか?
私の場合、入浴の時間を長くとり湯船につかりマッサージをする事ですね。
湯船につかると全身の毛穴が開き、溜まった不純物を排出できます。
更にマッサージを加える事で血行もよくなり、入浴後は清々しい気分になるものです。
実はガス設備にもリフレッシュが必要ってご存知でしょうか?
その一つが「ドレン抜き」です。
LPガスは複数のフィルターを通し不純物を取り除いた後に精製されますが、僅かな量は
どうしても残ってしまいます。
工業用で使用するLPガスの蒸発器(べーパーライザー)付近や消費機器付近では、
ガスを多量に使用する場合、温度や圧力の変化が大きく絶えず起きています。
それが起因となり不純物が液化して、特に溜まりやすい場所となっています。
この不純物を排出するドレン抜き作業が、先ほどの話で言うところのリフレッシュにあたります。
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「定期的に」がキーワードです
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実際にドレンとはどんなものなのか、どのようにして抜くのか写真でご覧いただきましょう。
このドレンですが、ガスを使用している間はどうしても生まれてしまうもので、
定期的に取り除いてあげないと不調となって表れてきます。
特に影響を受けやすい部品は「調整器・ガバナ(均圧弁)」や「ニードル弁」です。
不調の症状としては、以下のようなものが挙げられます。
・ドレンがガス機器の内部機構に流入し、劣化が早まり故障の原因となる。
・配管内に付着しガスの流れを阻害、供給量不足を起こす。
このような不具合が突然起きたら大変ですよね。
ドレンは人間の身体で言うところの毒素と同じようなもので、
溜まってしまえば、やがて病気の元になってしまいます。
この作業、実は特別な機械や高価な工具を必要とせずにできる即実践可能な
トラブル未然防止策の一つなんです。
職場でお使いのガス設備を末永く使っていきたいと思いませんか?
今回は「定期的に」がキーワードですよ。
次回メルマガは1月中旬の送信を予定しています。
テーマは『バーナーの適正燃焼について』になります。
ぜひお楽しみに!